2017年10月27日

フレッツ光プレミアムファミリータイプからフレッツ光ネクストマンションタイプに変更

この度、社内のインターネット回線をフレッツ光プレミアムファミリータイプからフレッツ光ネクストマンションタイプに変更に変更しました。
弊社の状況の特異な点としては、まずビル内で唯一外から回線を引いていたことです。理由は非常に単純な話で、入居した際はビル内にインターネット回線は引かれておらず、入居後に敷設されました。
あとはISP(ぷらら)で固定IPアドレスオプションを契約していることです。弊社はリモート接続にSSHを使用しており、セキュリティを保つためにTCP Wrapper(いつまで使えるのかわかりませんが)を使用してSSHデーモンへのアクセス元を制限しています。
ぷららが独特なのかどうかは知りませんが、固定IPドレスオプションで割り当てられているIPアドレスはちょっとしたことで変わってしまいます。一度ファミリータイプからマンションタイプへの切り替えを大家に打診されたことがありますが、ぷららに問い合わせたところ、そのプラン変更でも割り当てられるIPアドレスは変わってしまうということでその話は流れました。

現在NTT西日本はフレッツ光プレミアムからフレッツ光ネクストへの移行を進めており、弊社もこの流れに乗らないわけには行きません。最初はフレッツ光プレミアムファミリータイプからフレッツ光ネクストファミリータイプへの移行であれば固定IPアドレスが変わらないと認識していましたが、ぷららに問い合わせると変わるということだったので、では一念発起してフレッツ光ファミリータイプからフレッツ光ネクストマンションタイプに切り替えるということになりました。

問題はいかにスムーズに移行するかで、弊社でサポートしている殆どのお客様のところにログインし、固定IPアドレスを変更する必要があります。しかし、切り替え後だと新しい固定IPアドレスはわかるものの古い固定IPアドレスは失われてしまうため、リモート接続できなくなってしまいます。よって、ここで一計を案じることにしました。

新規にアカウントを取得すると事前に固定IPアドレスがわかります。そしてぷららは申し込み月は無料なため、月初に申し込みをして回線切替日までに殆どのお客様のところにログインしてTCP Wrapperの設定を変更し、回線切替日に新しいアカウントで接続し、古いアカウントを解約することにしました。また運がいいことに、キャンペーンで現在のアカウントが有効なうちはずっと月額800円(税抜)割引になります。

これだと古いアカウントの解約を忘れなければぷららの料金は1アカウント分のみかかることになります。フレッツ光ネクストはマンションタイプにするだけで月額料金が下がります。もちろん古いアカウントが生きているうちにTCP Wrapperの設定を追加しておけば新しいアカウントになっても引き続きリモート接続が行えます。すなわち余裕を持って移行作業ができ、余計な費用は一切かからないどころか、来月から固定費用の削減が可能になりました。

今月25日に切り替え工事が行われましたが、これといった問題はありませんでした。ヤマハのルーターの機能でVPN接続しているお客様のところへは即座には繋がりませんでしたが、工事完了後4時間ほどで自動的に再接続したようです。事前にリモート接続できなかったお客様も1件だけありましたが、それは全く別の理由でした。

というわけで、回線の大幅な変更であってもスムーズに行えるケースはあるというお話でした。
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2016年12月16日

NEC MultiWriter 5300の検証

NEC MultiWriter 5300をお借りすることができたので、検証してみました。Ubuntu用のドライバーは存在するばかりか、ソースコードも公開されており、自分でビルドすることもできます。
機種的には富士ゼロックスDocuPrint P350 dのOEM版です。

検証してみたところ上位モデルの給紙枚数を少なくしただけで、それ以外は同一のハードウェアのようでした。なお5500に512MBのメモリーを増設し、PostScript 3をサポートするためのドーターボードを載せると5500Pになるものと思われます。

というわけで、安価ながらも上位モデルに匹敵する高速印字が可能で、しかもドライバーのソースコードは公開されているというかなりいいプリンターだという印象です。欠点はトナーの容量が小さいところでしょうか。
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2016年07月05日

シェルスクリプトから日医標準レセプトソフトAPIを叩く

先日ORCAカンファレンス2016に参加してきたのですが、今後はデータベースから直接データを取得するのではなく、APIから取得してくださいと言われたので、シェルスクリプトからでもできるのか挑戦してみました。

ここでの例は、ORCAサーバーのホストがlocalhost、ポートが8000、ユーザー名がormaster、パスワードがpassword、患者番号は000001です。

APIはGETメソッドで取得できるため、curlコマンドが使えそうです。また、結果はXMLで返ってくるため、xmllintコマンドで必要なデータを抽出できそうです。xmllitコマンドはlibxml2-utilsパッケージに含まれているため、最初にインストールしてください。

まずはHTTPヘッダーを確認します。次のコマンドを実行します。

$ curl -X GET 'http://localhost:8000/api01rv2/patientgetv2?id=000001' -I -u ormaster:password

次の結果が返ってくれば成功です。

HTTP/1.1 200 OK
Date: Tue, 05 Jul 2016 05:46:43 GMT
Server: glserver/1.4.9
Content-Type: application/xml
Content-Length: 2500

HTTPのステータスの意味を解説したりはしません。

いよいよ患者情報のXMLを取得します。

$ curl -X GET 'http://localhost:8000/api01rv2/patientgetv2?id=000001' -u ormaster:password -o patient.xml

取得したXMLをpatient.xmlとして保存しています。

patient.xmlの中身を確認します。

$ xmllint --shell patient.xml

シェルの使い方はman xmllintで確認してください。

いよいよ患者氏名を取得します。

$ xmllint --xpath "/xmlio2/patientinfores/Patient_Information/WholeName/text()" patient.xml |nkf -w80 --numchar-input

何故か結果がUnicode文字参照で返ってくるため、nkfコマンドでUTF-8に変換しています。nkfコマンドはjma-receiptがセットアップされている環境であればインストールされているはずです。
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2016年05月11日

UbuntuでBrother HL-5450DNを使用する場合の設定について

Brother HL-5450DNは安価でPostScript互換のPDL(ページ記述言語)にも対応しており、Ubuntuでも使用しやすいプリンターです。

しかし、印刷システム(CUPS)には決まったPPDが存在せず、デフォルトではPCLを選択しますが、これにするとトレイの切り替えができないなど非常に不便です。

かといってGeneric Postscript PPDでは印刷できず、Generic PDF PPDでは用紙いっぱいに印刷されず縮小されてしまいます。

いろいろ検証した結果、HL-5250DNのBR-Script3がベストであるということがわかりました。他にもBR-Script3のPPDはあるのですが、日本で使われるB5サイズに対応していないなどの問題があります。

設定方法は[新しいプリンター]で[AppSocket/HP JetDirec]を選択し、HL-5450DNのIPアドレスを入力します。[DNS-SD経由]だと名前の解決ができないことがあるため、IPアドレスを入力するのが無難です。

HL-5450DN-1.png

入力後[進む]をクリックして[ドライバーを選択]に移り、選択されている[Generic]を無視して[Brother]を選択し、[進む]をクリックします。

HL-5450DN-2.png

[モデル]を[HL-5250DN]にし、[Brother HL-5250DN BR-Script3]が選択されていることを確認して[進む]をクリックしてください。

HL-5450DN-3.png

あとは任意に設定すれば、HL-5450DNから印刷できるようになります。
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2016年01月15日

Ubuntu 14.04 での日本語入力の問題を解決

……したつもりです。

Ubuntu 14.04での日本語入力システム(インプットメソッド)はIBusとFcitxの両方をサポートしています。

そしてFcitxで納入したところ、タイミングによっては英語キーボードになってしまうという問題が起こりました。Fcitxで解決を試みたものの、どうやっても14.04では無理ということになり、IBusでなんとかできないか検討することにしました。

IBusの問題はなんといってもプロパティパネルで、前述の指示に従って常に表示すると見にくく、また鬱陶しくてしょうがありません。

というわけで、IBusを1.5.10までアップデートし、いくつかのパッチをcherry-pickし、更にソースコードを改変することによって以下の表示になりました。

VirtualBox_ORCA-Trusty-test5_15_01_2016_11_26_54.png


ポイントは、
1. プロパティパネルは常時表示
2. ただし右下に表示
3. 左側のハンドルの色を濃くし、どこをつかめばいいのかわかりやすく
4. 表示位置は解像度1024x768でいい感じの位置に表示するように
の4点です。

まだ納入はしていませんが、これで万事うまく行けばいいのですが。
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2015年10月27日

RICOH SP 3610検証

リコージャパンさんからRICOH SP 3610をお借りすることができたので、検証してみました。

スペックをよく読むとわかるのですが、出力形式(PDL)が「PCL6、PCL5e」という汎用的な形式なので、Ubuntuでも印刷できるのではないかと思ったのがきっかけです。

結論から言えばGenericなPPDで印刷できたのですが、それはA4とB5だけであり、A5ではどうやっても印字できませんでした。
しかし、とあるところから入手したPPDを使用すると、何事もなかったかのようにA5でも印字できました。

どこから入手したPPDなのかは道義的に秘密にしておきますが、ライセンス自体はGPL2なので再配布はできます。が、やはり道義的にやめておくことにします。

ファーストプリントも速く、61枚のレセプトを3分かからず印刷してしまうため、速度的にも問題ありません。トナーや保守料も安く、2000枚/月ぐらいの印刷枚数であれば充分に実用に達するのではないかと思いました。
リコーの当日出張修理サービスが受けられるのも魅力的です。

リコーオフィシャルPPDがリリースされるといいのですが、現状OS Xにも非対応のようなので難しいかもしれません。
posted by 株式会社アプセル at 15:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 技術

2015年06月24日

jma-receipt 4.8.0にバージョンアップしているけど自動化できなくて辛い話

jma-receipt 4.7のバージョンが9月でサポート終了ということなので、4.8へのバージョンアップ作業を進めていますが、これまでのバージョンアップだとわりとシェルスクリプトを書いてバージョンアップ作業を自動化することができていましたが、4.8ではそれが難しいという話です。

まずはCLAIM関連のアップデートですが、これは本来4.8.1などをリリースして対応するべき問題であり、どうしてそうしなかったのかがよくわかりません。考えて30秒でわかることをしないというのは何らかの理由があるのでしょうけど、せっかくの強力なパッケージングシステムが非常にもったいないです。
ただ、これは自動化できないこともないです。

続きましては薬剤情報の画像をデータベース内に持つための操作ですが、これは
$ sudo -u orca psql -At -c "select count(*) from tbl_yakujyo;" orca
で確認しています。/usr/lib/jma-receipt/bin/medphoto_store.shでもやっていることですが、0が返ってきた場合はスキップしています。

定点調査設定ファイルも同様で、これは/etc/jma-receipt/das-upload.dがあるかないかを確認しています。/usr/lib/jma-receipt/bin/dasconf_store.shでやっていることとはちょっと違いますが。

診療会計テーブルのデータ整合はどうにもならないので手作業でやっていますが、当然作業漏れもあります。
作業漏れ無しで作業するのはとても難しいことなので、漏れても致命的にならないように対策することにしましたが、やはりスクリプト化して一律の作業になるようにしたいなというのが個人的な願望です。
posted by 株式会社アプセル at 14:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 技術

2015年04月17日

社内の検証用PCを刷新しました

弊社のORCA検証環境は、実は創業前から一貫して同じでした。
mini-ITXなどという規格ができる前の小さなマザーボードを搭載し、5インチベイが複数あるキューブ型PCにハードウェアRAIDであるARAIDを使用していました。
なにせ古いものなので、HDDは80GBクラスのIDE HDDでした。ただ、トレイごとHDDを交換できるので、検証用としてはとても便利でした。近年はRAID機能を使うことはほぼありませんでした。

流石に古くなりすぎまして、CPUはなんとかAMD64対応だったものの、メモリが1GBしか積めないのでUbuntu 12.04の動作すらおぼつかなかったのです。

そこで検証用PCを新調することになったのですが、仮想マシンとして複数の検証環境を同時に動かすのが今時ですし、であれば大容量のSSDを積めばディスクIOを気にしなくても良くなりますし、2.5インチSSDが入ればいいので筐体も小さくできますし、値は張るもののメモリも16GBくらいなら積めます。
というわけで、以下の構成になりました。
・ベアボーン…Mini PC Intelレジスタードマーク NUC Kit NUC5i5RYH
・メモリ…W3N1600Q-L8G
・SSD…CT500MX200SSD1
・ミニHDMI変換…AD-HD07M

検証環境は今まで使用していたものをVirtualBoxのVDI形式に変換し、zerofreeコマンドを実行してから"VBoxManage modifyhd hogehoge.vdi --compact"を実行するとファイルサイズが劇的に小さくなりました。おおむね1/3以下です。
仮想マシンのメモリの割当は2GBになり、またCPUのコアの割当も2個になったので今までよりも格段にパフォーマンスが向上したうえ、5個くらいであれば余裕で同時起動できるので、検証環境をガチャガチャ切り替える必要もなくなり、とても便利になりました。
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2015年03月06日

Ubuntu 12.04で困ったこといくつか

12月から2月まではほとんど社内におらず、10.04→12.04のアップグレード(実際には再インストール)をやってました。おかげさまでほぼ終了しています。まだいくつかありますが。

14.04のORCAもリリースされて久しいですが、そちらは5月を目標に準備しようと考えています。独自スクリプトがたくさんあるので、その検証/ポーティングに時間がかかります。

12.04に移行するにあたって困ったことがあり、そのうちのだいたいは解決できましたがまだ解決できていない問題もあります。そのうちのいくつかを提示します。

・USB接続のプリンターが正しく動作しない
サンプルは3で、問題ないもの、修正できたもの、手元で再現しないものがあります。
修正できたものはUSB printer does not print or prints garbageを参考にしました。

・Network Managerアプレットの挙動の変更
IP-VPNを使用しているお客様の中には、Network Managerアプレットでネットワークを切り替えていただいているところもあります。しかし、最近のアップデートでこれができなくなりました
理由はよくわかるのですが、とても困るので結局この変更をrevertしてしまいました。ソースをよく読んで、もっといい修正をしたいと考えています。

・Network Mangerアプレットのメニューのサイズが変わる
Indicator menus are too short and scroll when opened from screen bottomですが、これは提出されているパッチを適用してパッケージをアップデートしました。ただ、動作が若干気持ち悪くなる(一度メニューが表示されてから適切な位置に移動する)ので、全部には適用していません。

・フロッピーディスクドライブのランプが消えない
Floppy keeps running forever after every accessですが、確かにこれで消えることは確認できているものの、最終的にこれで解決されるのか、あるいは他に問題があってFDが使えなくなっているのかの検証が必要です。

このように、困っていることに関しては誰かが何らかの形で報告/修正してくれているので、ユーザーベースの多い世界的なLinuxディストリビューションを使用するメリットというのはこの辺にあるのだなと再認識します。
posted by 株式会社アプセル at 12:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 技術

2014年11月19日

特に書くことがないので与太話

ご無沙汰しているのは特に書くことがないからです。

最近はUbuntu 10.04から12.04へのアップグレード作業が多く、そもそも社内にいません。社内にいる時はユーザープログラムのスクリプトを書いたり、アップグレードに必要なスクリプトを書いたり、社外に販売するORCAサーバーの設定を行っていたりします。

アップグレードの作業は、だいたいこのようにして行っています。
1. 10.04でバックアップスクリプトを実行し、必要なファイルやフォルダーのバックアップを作成する
2. 作成したバックアップを外付けHDDにコピーする。可能であれば複数の媒体にコピーする
3. jma-receiptインストール済など、かなりカスタマイズした12.04のインストールイメージからインストールする。
4. 12.04から起動し、外付けHDDにあるバックアップアーカイブをコピーする
5. 必要な分だけリストアする
6. 各種必要な設定(プリンターなど)を行う
7. きちんと設定が行われているか確認するスクリプトを実行し、問題がなくなるまで設定を行う
8. 動作テストをしてもらう

12.04から14.04はdo-release-upgradeが使えるようになるはずなので(もし使えなかったら使えるようにつじつま合わせをするので)、もう少し楽になるのでは、と考えています。
これでだいたい2〜4時間ぐらいかかります。データ量やマシンスペックによるので、かかる時間はまちまちです。
かなりの部分を自動化しているとはいえ、かなり集中力と神経を使う作業なので、終わったらだいたいヘロヘロになります。
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2014年06月18日

monsiajのWindowsインストーラー

monsiajは皆さんお使いだと思うのですが、zipで配布されているのでインストールが面倒です。しかも最近はJREがインストールされていないことも多くなりました。

そこでmonsiajにインストーラーをつけてみることにしました。それでインストールやアップデートが簡単になるはずです。ただ、インストーラーを作成するのはUbuntuです。UbuntuでWindowsのインストーラーを作成するなんてトンチキだと我ながら思いますが、NSISはUbuntuにもパッケージがあるので比較的容易です。

monsiajのZIPアーカイブは新しくなってもファイル名が変わらないので自動的に取得しやすいですが、JREは頻繁にバージョンが上がります。というわけでダウンロードページから最新版のURLを取得するようにしました。

JREは1.7がインストールされていなければ自動的に取得してインストールしますが、1.7.0_60とかマイナーバージョンまでは見ていません。Java仮想マシン自体にアップデート機能があるので、まぁ大丈夫なんじゃないでしょうか。

NSISだと簡単にショートカットを作成できるので、デスクトップに作成するようにしました。アイコンはデフォルトのJavaアイコンだと寂しいので、ZIPアーカイブに含まれているJPEG画像をico形式にして使えるようにしました。

NSISはスクリプトをキックする形式でインストーラーを作成しますが、そのスクリプトはヒアドキュメントでスクリプト実行時に出力します。

とあることをすれば、ショートカットのファイル名を日本語にすることができることを発見しました。

このようなことをWindowsでやろうとするといろいろ大変なので、UbuntuでWindowsのインストーラーを作成するのは理にかなっていると思います。たぶん。気のせいかもしれませんが。
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2014年05月08日

PDFプリンターでOCRフォントの印字

Ubuntu 12.04からCUPSのPPDにGeneric PDF Printerが追加されました。
Postscript3 Printerは同時にPDF Printerでもあり、またRICOHのプリンターではPDFモジュールを挿せるものもあります。
HL-5450DNにPSのPPDを食わせて印刷すると何故かエラーになるものの、PDFのPPDだと問題なかったりなど、意外と使いどころがあったりします。

しかし、OCRフォントが印字されないという問題が発生しました。
ずいぶん前にどこかで聞いたことがある問題ですが、また復活したようです。

まずはPPDを何とかする方向で検討していましたが、いくら何をやってもどうにもなりません。
PPDをつらつらと読んでいると、一番下でフォントを定義しているところがありました。PSのPPDにもPDFのPPDにもあります

ORCAのOCRフォントはPSフォントなので、そういえばPDFでもPSフォント扱えるのかなぁ、扱えないから印字できないんじゃないかなぁ、フォント側を何とかしてみるか、TTFに変換したらどうだろう、まずは変換方法を調べようということでググってみたら、コンバーターのWebサービスが見つかりました。
ここで変換したttfを/usr/share/fonts/truetype/以下に適当なフォルダーを作成して放り込んで、fc-cache -sfでキャッシュを再作成し、印刷するとOCRフォントが印字されました。

発想の転換は大事ですね。
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2014年03月27日

Ubuntu 12.04で縮小印刷をする

Ubuntu 8.04までは内部処理(大雑把すぎますが)をPostscriptで行っていたので、PPDに細工してA4をA5に縮小印刷する、なんてことが簡単に出来ました。
しかし、10.04から内部処理がPDFになってこの方法が使えなくなったので、ジョブオプションの[用紙に合わせる](fitplot)を使用していました。
fitplotは(コードを見ていないので)何に依存しているのかよくわかりませんが、プリンターによって縮小率がまちまちで、中には読めないほど縮小されるものもあってあまり実用にはなりませんでした。

いちいちプリンターの設定を行うのが面倒になり、機種限定でいいから一発で設定できるスクリプトを書いていて、この時に使用するlpadminのオプションを見ていたら"-o fit-to-page-default"というのが見つかりました。これを使用すると、fitplotよりもバシッと縮小されることがわかりました。縮小といっていますが、拡大でも同じようにうまく行くのではないかと思います。

設定方法は簡単で、プリンター名がlp3だとすると
$ lpadmin -p lp3 -o Media=A5 -o fit-to-page-default
を実行するだけです。残念ながらGUIでは設定できません(たぶん)。
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2014年02月07日

NEC Express5800/GT110f-SとUbuntu 12.04.4

以前も書いたとおり弊社ではjma-receiptなどをあらかじめインストールしてあるUbuntu 12.04のイメージを作成し、インストールの手間を大幅に省いています。
その後各種設定を一発でやってくれるスクリプトを用意したりして、セットアップにかかる時間を大幅に削減することができました。
それはさておき、ubuntu-defaults-builderでイメージを作成すると、常に最新のUbuntu 12.04になります。ということは最近だと12.04.4になるのですが、これをNEC Express5800/GT110f-Sにインストールしてみると、今までと違うことが2つありました。

1. Xが速くなった
12.04.3以前だとXが遅くて遅くてどうにもならず、ウィンドウを動かしただけで残像が出てしまうような有り様でしたが、これが改善されました。やむを得ずビデオカードを増設したりしていましたが、その必要がなくなってホッとしました。

2. blacklistに放り込むカーネルモジュールが変わった
この機種だと再起動ができない(再起動しようとしても普通に電源が落ちてしまう)ので、meiとacpi_power_meterというカーネルモジュールをblacklistに放り込む必要があったのですが、12.04.4だとこれをやっても再起動できませんでした。lsmodで確認してみるとmei_meに引っ張られてmeiまで読み込まれているので、meiの代わりにmei_meをblacklistに放り込んだら再起動できるようになりました。検証不足ではありますが、blacklistに放り込んだことによる弊害も今のところは見つかっていません。

追記:
すみません、1は勘違いですね。
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2013年11月21日

Windows/Macでも医療辞書を使用する方法

気づけばずいぶんと久しぶりになってしまいました。そんな気はなかったのですが……。
今回は小ネタです。いつも大したネタではありませんが。

WindowsやMacだと医療辞書がない、ないし高価ということでそのために不便であったり、またUbuntuを使用するというのはなかなかにしんどいです。
そういった場合は、Google日本語入力Mozc用の医療辞書を使用するといいと思います。
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、MozcはGoogle日本語入力のオープンソース版です。確かに辞書は異なりますが、ユーティリティは同じで、辞書の形式も同じです。ということは、Mozc用の辞書がWindows/Mac用のGoogle日本語入力でも使用できる、ということです。インポートの方法も同じです。
あ、実際には試していないのでできなかったらごめんなさい(・ω<)

Mozc/Google日本語入力のいいところは、辞書に登録してある語を予測候補として表示してくれるところです。Anthyだと学習した語しか表示しないので、これだけでもMozcを使用する理由があります。というわけで、弊社ではMozcを使用するようになりました。
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2013年09月27日

anthy-orca-medic-0.1.zipのおかしなエントリーを修正する

正しく表示されない変換があるというお問い合わせをいただいて調べてみると、anthy-orca-medic-0.1.zipにあるmedic.tにおかしなエントリーがあることを発見しました。
というわけでパッチを作成しました。すみませんが当たるかどうかの確認はしていません。

元の文字コードはEUC-JPですが、これをiconvでShift_JISとかに変換かけると、どこがおかしいのかがすぐにわかっていいです。意図した使われ方ではないでしょうが。
nkfだととりあえず全部変換してしまうので、どこに問題があるのかわからないんですよね。

そもそもgeditとかで開けない時点でなにかおかしいなぁとは思っていたのですが、ようやく根本の原因を修正しました。

いちおうOSCにも提出しておきましたが、はてさて修正されるのでしょうか。
posted by 株式会社アプセル at 18:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 技術

2013年09月09日

ejectコマンドが動作しない

ejectコマンドが動作しないということがありました。

ejectコマンドは、デフォルトだと/dev/cdromを見ているのですが、イマドキのLinuxでは/dev/sr0がデバイスファイルなので、/dev/cdromは存在しません。
ただ、起動時に/lib/udev/rules.d/75-cd-aliases-generator.rulesをキックして/etc/udev/rules.d/70-persistent-cd.rulesを書き換え、/dev/cdromなどにシンボリックリンクを作成するようになっているのですが、原因不明の何かによって/etc/udev/rules.d/70-persistent-cd.rulesが正しく更新されないということがあります。同じハードウェアでも、3台のうち1台だけがうまく動作し、それ以外はうまく動作しません。正確には起動直後は存在するのですが、いつの間にか消えてしまいます。いったいなんなのでしょうか。

/dev/sr0で95%以上は困らないはずなので、ejectコマンドのソースを書き換えてこっちを見に行くようにしようと思ったのですが、よくよく読むとconfigureで"--enable-default-device"オプションをつけると、デフォルトで見るデバイスファイル名を変更できることがわかりました。というわけで変更することにしました。

全くいい方法ではないのですが、それなりの台数で作業しなければいけないのであればこういう割り切りもやむをえないと思います。
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2013年09月05日

Braseroで複数のisoイメージを焼くことができない

CD-Rでレセプトを提出する場合、通常国保向けと社保向けの2枚が必要になります。
……なんてことは、ここをご覧の方には釈迦に説法でしょうが。

今回初めてUbuntu 12.04で納入し、一度RECEIPTC.isoを焼き、もう一度別のを焼こうとするとBraseroが起動しないという不具合に遭遇しました。調べてみると次のバグ報告が見つかりました。
Not exiting properly? "An instance of Brasero is already running, exiting"
直接的な解決方法はここに書かれていませんが、リンクを辿っていくと
/usr/share/applications/brasero.desktopの7行目、
Exec=brasero %U

Exec=brasero -i %U
にすると修正できることがわかりました。
確認してみたところ、確かに修正できていました。

弊社のお客様には、修正版パッケージを配布する予定です。

追記:
これはisoイメージを右クリックし、[Braseroディスク作成ツールで開く]を使用した場合のみ起きます。
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2013年06月21日

jma-receipt 4.7とプリンターの話

別に書くことがないわけじゃないんですけど、何から書いていいものか。はてさて。
というわけでプリンターの話です。

4.7から印刷の内部データの扱いが変わって、これまで体験したことがない事態に遭遇しました。その一例です。

・リコーNX96e/SP4010
PS3カードのファームウェアに不具合があり、印刷できなくなってしまいました。
リコーのレーザープリンターはその他の多くのプリンターと違って自分でファームウェアのアップデートができないため、リコーテクノの方にやっていただく必要があります。
保守に入っている場合はいいのですが、入っていないと費用がかかってしまいます。
弊社でも現在順次アップデート中です。

・ブラザーのバイナリドライバー
とはいえ確認したのはHL-5380DNとHL-5450DNだけなのですが、A5横が正しく印刷できません。Postscript互換で印刷すると問題ないのですが、前者のモデルだとちょっと遅すぎます。
LibreOfficeなどほかのアプリケーションだとどうなるのかは調べていません。

10.04で遭遇したのはこのぐらいですが、12.04になったら今度は32bit vs 64bitという問題が出てきますね。
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2013年04月30日

ORCAインストール済みUbuntu 12.04のイメージ

Ubuntu 12.04をベースにしたORCA 4.7のクライアントイメージをjma-receiptもインストールするように変更したものを仮想マシンにインストールしてみると、なんとjma-receiptやpanda-client2パッケージがインストールされないという事態に遭遇しました。

ORCAの場合は独自のリポジトリを持っているので、この情報とGPGの公開鍵を何らかの方法で取り込む必要があるのですが、試行錯誤の結果ubuntu-defaults-imageに手を入れてリポジトリを登録するようにしました。

jma-setupコマンドを実行しなければjma-receiptは動作しないことを考えると、クライアントとサーバーでイメージを分ける必然性がありません。しかし、ubuntu-defaults-builder実行中にjma-setupコマンドを実行するのは難しいので、orca-initというスクリプトを用意して、これを実行するとjma-setupやその他もろもろのコマンドを実行するようになりました。

というわけで、
・ライブイメージ(DVD-RやUSBメモリー)から起動するとORCAのクライアントとして使用できる
・インストールしても同様
・orca-initを実行するとサーバーとしても使用できる
インストールのページに書かれていることはだいたい設定済(Mozcの医療辞書登録とIPv6を切るのは未実施)
リコーのGhostsciptパッケージ取り込み済
・その他いくつかのパッケージインストール済

orca-initの完成度がまだ著しく低いことや、GNOME Fallbackセッションがまだインストールされていないなど満足できる出来にはまだまだ遠いですが、ボチボチとやっていこうと思います。
posted by 株式会社アプセル at 17:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 技術